時事

台風去って 危機管理を問う

ようやく台風も去って大雨も収まりました。

台風12号による大雨で多可町内も各地で家屋の浸水やがけ崩れ、堤防の損壊などの被害が発生しました。

下流の西脇市や小野市などでも被害が出ています。

今回の洪水の教訓

大雨時の避難先に川横の施設をしていするのはもってのほか!です。

深夜の町内緊急無線で避難所の指定した際に、川の横にあるアスパルや南小学校を指定施設に入れたことは大きな間違いであり認識に欠けることである。

これは前々から指摘があったことで、なぜか町指定の避難先がよりによって川の近くが多いということ。また、アスパルについては堤防が著しく低い。南小学校についても道路と一体化され特別高い物ではない。

崩れた護岸

崩れた護岸



台風12号により増水した杉原川

堤防の崩壊か



杉原川増水時水面跡

杉原川増水時水面跡



堤防の高さについては国土交通省のサイトからでも見られるように、はん濫注意水位(2.80m)からはん濫危険水位(2.99m)までの差がわずか19センチしかなくこの間で大雨が降るとあっという間にあふれてしまうことが容易に推測できる。治水工事となると工事期間やコスト、用地の問題などが起きて早々対応できるものではないと思う。しかしながら避難対策などソフト面においては対策が打てるのではないかと思う。

このようなことは起きて年に1回か2回のことだろう。しかし、何もせずむしろ知らずに対応して混乱や被害を拡大させるよりは、事前に地形や川の特徴を知った上で行政としての対応が求められるのではないかと思う。

参考:国土交通省【川の防災情報】地方選択

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コメ先物上場

長かった

自分の前の仕事はこの業界でした。

当時は商品価格は上がり世界的には注目される市場である一方、日本だけは過去の悪評とそのツケともいえる規制に急速に市場は萎んでいった。なんとも不思議な状態だった。

その未来が見えない中での希望といえたのがコメの先物上場だった。

コメは堂島米会所に始る世界に誇る(商品)先物取引の発祥なわけですが、先の大戦で廃止になったあとそのまんまだったわけです。

先物というとあまり良いイメージでないとか悪い事ばかり言われていますが、価格形成が見えるという点でいえばとてもクリアだと思います。

現状のコメ価格についてはJAが大きく関わっています。一般の消費者にとってその価格の裏付けはまったく知るよしはありません。先物価格は広く一般に公開されます。よく言われる価格変動が大きくなると言われますが、これには制限もありますし、そもそも店頭価格にそこまでタイムリーな反映がされるわけではありません。農家からすれば豊作不作のときのヘッジとして使えます。もちろん保証はありませんから自己判断が求められるようになります。

JAは今回のコメの商品先物市場上場については反対ですし供給する気もないようです。主食である米を投資(厳密には投機)の対象にするのはおかしいという立場らしいのですが、これは非常に奇妙ですね。なにせJA自身もJAバンクなどの金融機関としての役割を持っているからです。直接コメを対象にしなくとも今となっては一大金融機関となっている立場である以上はどうかと思います。

農家の保護も理由にしていますが、果たして保護しているのかというのも疑問が残ります。していないとは言えなくとも、発展に結びついているかといえば甚だ疑問です。これまでのやり方から変えることも必要では無いかと思います。

これから2年間は試験上場でこの期間の状況いかんで継続か廃止が決まります。

必要があって世界に先駆けて日本で生まれた取引方法だけに正しく見直されるときがやってきてもいいとは思います。

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こんにゃくゼリーと電力不足

関西も電力危機

先日関電の会長が危機を脱したみたいな発言をして井戸知事に批判されたのはいったい何だったんだろう。

果たして関電はもしもの場合を考えた電力供給なども考えているのだろうか。

と舞鶴火力の運転や姫路火力復活予定もぬか喜びだった今の関西関電エリア。

正直大迷惑ですね。

菅総理 あなたですよって言いたくなります むしろ言ってますね

今回の事故で原発の危険性は十分に分りました。元より危険なものなのです。これは原爆や過去の歴史を見れば分ることです。ですので安全対策を十二分に行うことは必須条件です。

そこまではいいのです。異存はありません。

ですけどね。やはり経済を成り立たせていく上では電気が必要な訳ですね。もちろん生活もです。

つまり電力の安定供給は電力会社の使命です。だからとまでは言わないまでも、電力会社は地域を独占しているわけですね。

今回供給面では、2つのポイントがあります。

①現時点で問題の無かった原発が再稼働できない状態に菅総理が発言することによってなってしまったこと。

②電力会社側の対応の悪さです。

(さらに…)

粟生線 選挙のテーマに

神戸電鉄沿線の三木市と小野市は24日に市議会議員選挙に控えて市が地域が抱える問題がテーマに上がってきています。

今回その中でやはり大きなテーマが「粟生線の存続問題」です。

粟生線活性化協議会便り2011年春

私が思うに選挙である以上は、争点とあるべきだと思うのですがどうみてもテーマにですね。

といのは反対意見や代替手段などの議論や意見が全くといって聞こえてこないからです。

鉄道ファンとしてはもちろん存続することは嬉しいことです。しかし、さて存廃の危機にある今を仮に過ぎてしまえば結局は空気輸送で赤字垂れ流しでは意味がないのです。交通機関として認知され利用されることにこそ意味があるのです。

そして神鉄ばかりが議論になってますが、並行する神姫バスの利用はどうなのかも気になります。私が見たところで恐縮ですが西脇~三ノ宮の西脇急行線でも小野までは利用はそこそこあるように見えますが、それでも空いているとえばその程度です。つまり経営の観点から言えばバスを運行するのも決して楽な状況ではなく、下手をすれば神鉄の二の舞になっても不思議でもないということです。もっともバスについては私の個人的な見方に過ぎませんので悪しからず。ただ現実として地方のバス会社で経営が行き詰ったり神姫バスにしても閑散路線を縮小していることはその表れだと思っています。

そういう風に見ていくと、粟生線が鉄道だから守る」という以前に「公共交通」という見方が必要になってくるのでは思います。

バスが鉄道の客を奪う、またはその逆といったことはよくある話ですし、相互に共存していることもあります。こまめに乗客を乗せて駅まで運び、駅からは電車が大量に輸送するのが理想なのでしょう。でも輸送量が減ってくるとそれぞれが別企業体である以上は同じパイの奪い合いになってしまします。これ以上突き詰めていくと人口流出、人口増加させる政策といったそれこそ行政が主体となっておこなう事案になってしまい鉄道会社やバス会社だけでは限界があります

ちなみに、鉄道とバスでの事例といて三岐鉄道北勢線があります。

詳しくは他のサイト譲るとして、ここも以前は並行するバス路線があり、おまけに鉄道は神鉄よりも小さな軽便鉄道規格でした。もちろん速度もバスより遅いくらいでした。無論、鉄道利用はヘ減り続け最終的に近鉄から切り離され沿線市町支援のにより三岐鉄道が経営を引き継ぎました。引き継いだ後、大幅にリニューアルし鉄道は利便性が向上した一方でバス路線は縮小されました。

全体としては便利になったのかもしれませんが、一方で公共交通がなくなった地域も存在します。これもあくまで一例ですが、地方が鉄道という大きな資産を存続させるには莫大な費用と多少の犠牲も必要なことが多いということです。

ばらけたバラストの粟生線

鉄道を維持するには多額の費用がかかる現実


選挙のテーマに、地域の議題に大いに議論されるべきだと思います。しかし、単に存続や廃止反対ではなく既に事例がある以上はその反省や教訓をしっかり汲み取ったうえで方向性が見出されるべきではないかと思います

参考の1つ

三岐鉄道北勢線情報

週末の 運命握る みずほさん 雪も降って財布も冷える!

3月雪の多可町の朝

今朝は今年幾度目からの雪色でした。冷えます。今日はいつもよりもそして財布の中まで・・・いつものことですが

システムに携わっているとハードやプログラム、使い方などを原因としたトラブルが発生することは少なからずあります。

自分の周りでもそういったことが無い訳ではないのであまり強く言えないのですが、今回はあまりにお粗末ですね。

大手銀行のシステムがほぼ1日完全ダウン

今までこういったことがあっても巻き込まれた記憶が無かったので取り立てて気にしていなかったのですが、この度は見事に大打撃ですよ。

どうも状況は良くないようで、完全復帰は週明けなんて情報も出ている様子。

週明けって週末はどうなの?今このときどうにか復旧しようと努力していると信じたいけど、こちらとしても週末の予定があるわけで車に燃料も入れないといけない。HP作成の参考資料も買いに行きたいところだし最悪来週の仕事に影響がでかねない。

この震災をきっかけに問題という問題が噴出してきた感が否めない。落ちるか浮上するか きっと今試されている時なのだろう。

(さらに…)

青野ヶ原からも

東日本関東大震災で被災された方々にお見舞い申し上げます。

加古川の西岸、加西市と小野市、加東市にまたぐところに陸上自衛隊青野ヶ原駐屯地があります。

そのことから日常的に訓練などで出る自衛隊車両を見かけます。

しかし、今回は違います。

青野ヶ原からも東北に向けて災害派遣された模様です。

数台のトラックと工事用車両が「災害派遣」の幕を付けて走っていきました。

被災地された方々には申し訳ないのですが、東北というと心理的にも遠いイメージがしてピンと来ないところもあるのですが、今報道されている惨事の現場に向けて出発していく車列を見ると、がんばって来てほしいという気持ちとともに何ともいえない気持ちになります。出来ればこうした形で出発してほしくは無い、そんな事態にはなってほしくないと思うからでしょう。

自分たちが行って出来ないことをしに行ってくれている。自分たちで出来ることを改めて考えつつ微力ながら支援して行きたいと思います。