台風去って 危機管理を問う

ようやく台風も去って大雨も収まりました。

台風12号による大雨で多可町内も各地で家屋の浸水やがけ崩れ、堤防の損壊などの被害が発生しました。

下流の西脇市や小野市などでも被害が出ています。

今回の洪水の教訓

大雨時の避難先に川横の施設をしていするのはもってのほか!です。

深夜の町内緊急無線で避難所の指定した際に、川の横にあるアスパルや南小学校を指定施設に入れたことは大きな間違いであり認識に欠けることである。

これは前々から指摘があったことで、なぜか町指定の避難先がよりによって川の近くが多いということ。また、アスパルについては堤防が著しく低い。南小学校についても道路と一体化され特別高い物ではない。

崩れた護岸

崩れた護岸



台風12号により増水した杉原川

堤防の崩壊か



杉原川増水時水面跡

杉原川増水時水面跡



堤防の高さについては国土交通省のサイトからでも見られるように、はん濫注意水位(2.80m)からはん濫危険水位(2.99m)までの差がわずか19センチしかなくこの間で大雨が降るとあっという間にあふれてしまうことが容易に推測できる。治水工事となると工事期間やコスト、用地の問題などが起きて早々対応できるものではないと思う。しかしながら避難対策などソフト面においては対策が打てるのではないかと思う。

このようなことは起きて年に1回か2回のことだろう。しかし、何もせずむしろ知らずに対応して混乱や被害を拡大させるよりは、事前に地形や川の特徴を知った上で行政としての対応が求められるのではないかと思う。

参考:国土交通省【川の防災情報】地方選択

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コメント




結崎秀様、こんばんは。
兵庫県も台風の影響、けっこうきつかったですね。
我が鳥取県を直撃した、大型台風12号ですが、意外と鳥取県の被害は大きくなかったみたいです。
逆に台風の東側にあたる紀伊半島が散々な状態となりました。
「鳥取・八尾日記」でも特集しましたが、私の勤める中小企業団体の研修会が、和歌山県日高郡みなべ町で、9月3日(土)~4日(日)の1泊2日で開かれました。
「普通なら中止・延期にするだろ~!」と言われそうですが、日程の都合などのため延期すら出来ない状況で、団体の会長や研修会を担当する部署の構成員が集まって話し合い、結局内容を大幅に変更して、決行することになりました。
現地は本当に大変でした。
無事に日程が終了して、戻れたから良かったようなものの、翌日月曜日に新聞を読んだ時は、顔が青くなり冷や汗が出てきて、「何て私たちは無謀なことをしたのだろう」と思いました・・(汗)。
「危機管理を問う」
台風が和歌山県に進路を取らなかったので、それが決行の理由になったと思いますが、本当に自然の力を侮っていたら、大火傷をしますもんね。
ちょっと(どころか、かなり)反省せんとイケンなぁと痛感しました。


  (引用)  (返信)

2011年9月6日22:03| 松本賢治




研修お疲れ様です。
そしてご無事で戻ってこられて何よりです。

こちらの場合、実は日曜日に避難訓練が予定されていたのです。もっとも土曜日の段階で中止となっていたのですが、まさかまさかの訓練ではなく現実のものとなったのはなんとも皮肉なものです。
マスコミでは余り兵庫県内の被害については触れられていませんが、町内の会社では今週は復旧活動で事業がストップしているところもあります。

勢力は小さくなっても台風は台風 油断すると痛い目にあいますね。


  (引用)  (返信)

2011年9月6日22:13| 結崎 秀

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