JRふれあいハイキング~鍛冶屋線の廃線跡を歩く~11月20日

11月20日に行われたJRふれあいハイキング 日本のへそ西脇~鍛冶屋線の廃線跡を歩く~の ところどころの写真をと。
今回西脇市観光協会主催で行われたふれあいハイキング。まもなく鍛冶屋線跡の市原~羽安の星の遊歩道が拡幅一般道路化されるにあたり、20年を過ぎた鍛冶屋線跡と市内の名跡を辿った。参加者は結構多く30人を超えるくらいになった。羽安から西脇市は神姫バスを利用。
西仙寺
西仙寺本堂と大イチョウ
西仙寺本堂と大イチョウ
鍛冶屋線跡星の遊歩道来年度拡幅普通の道路になる遊歩道部分
星の遊歩道の元踏切に残る踏切照明星の遊歩道の踏切跡に残る踏切照明。これも近々見納めかな。

旧鍛冶屋駅のキハ3069が色直しされてました

久々に旧鍛冶屋線鍛冶屋駅まで自転車で行くとキハ3069が綺麗に塗りなおされていました。
塗りなおされた鍛冶屋駅キハ30前にだいぶ色褪せてきていたのでそろそろかとは思っていたのですが、これで暫くはきれいな姿でいそうです。
旧鍛冶屋駅と鍛冶屋バス停もっとも前回と異なる感じも・・・色が妙に明るいのと車番が前以上にもろ手書き。塗料はどちらかというと市原駅のキハ30と似た感じでやや明るめになった気がする。塗料はHゴム周りもグレーに塗られて見た目ゴムも取り替えたかのようにきれいになっていました。ついでに車内も掃除くらい・・・とは思うのですが、そこまではされていませんでした。
鍛冶屋駅キハ30運転台と手袋運転台をよく見ると運転士さんの手袋らしきものが見られます。最終列車の運転士か車掌が置いて行ったのでしょうか。もし当時のものだとしたら20年以上もここにこうしてあるわけですね。せめてもの救いがまだこうして手入れされているということでしょうか。
(さらに…)

復活!? 鍛冶屋線市原駅

鍛冶屋線市原駅復活!?

鍛冶屋線は20年前に廃線となり、その後は元々走っていた神姫バスの路線バスが引き継いでいます。事実上の代替バスなのですが、元々の路線バス経路なので駅を代替しなかったバス停が存在しています。その1つが市原駅。元の市原駅は国道から少し入った位置にあったためバス道から外れるために駅のあった場所と停留所はかなり離れていました。
この度、10月1日の多可町コミュニティバス改正で西脇市内停留所が増設されて経路となっていた鍛冶屋線跡の道にも停留所にも3カ所新設されます。その一つが市原駅記念館停留所です。ちょうど旧市原駅のホーム跡に設置されています。また代替道路に作られていたバス停車スペースの凹んだ部分も名実ともに利用されることになりました。バス停とはいえ市原駅の名前が20年を経て復活したことになります。


ちなみに、この10月1日のダイヤ改正と同時に、西脇市と多可町とその周辺地域発着路線の一部(社~西脇)が神姫グリーンバスに移管されるようです。移管に伴うダイヤ変更は多可町コミュニティバス以外は無いようです。

神姫バス
多可町コミュニティバス


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懐かしの終着駅 鍛冶屋駅

久々に旧鍛冶屋駅に行ってきました。

鍛冶屋駅キハ30と妙見山鍛冶屋駅跡にはキハ3069とその長さ分のホームと線路が残っています。駅舎は復元されたものです。

ホームから廃線跡の遊歩道

鍛冶屋駅ホームから廃線跡の遊歩道

鍛冶屋線跡には市原駅跡にもキハ30が保存されています。このキハ30たちはどのようにしてここに置かれたのか気になっていましたが、どうも他のサイトなどの情報によると最終列車で使われた車輌だそうです。市原駅のは道路の位置からして少し動かしたようですが、鍛冶屋駅のはホームとその先の遊歩道との位置関係から最終列車でついたときのままのようです。

鍛冶屋駅現役当時からの桜の木か

鍛冶屋駅現役当時からの桜の木か

車庫に帰ろうにも線路を外されポツンと残されて早20余年。廃線後に生まれた子が既に成人し鉄道の記憶も少しずつ少しずつ消えていこうとしています。時の流れの中、このキハだけは廃止のそのときから時が止まっているようでなりません。もう一度エンジンをかけて線路の上を走る・・・かなわない思いだとしてもせめて町の記憶から消えてしまうことのないように、これからも此処で桜の木と伴に町を、そしして行き交う人々を見守り続けるのでしょう。

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繰り返されるのか? 鍛冶屋線の二の舞

12月16日付神戸新聞社会面の記事「地域公共交通 再生へ 1」として神戸電鉄粟生線の存続問題が取り上げられた。

2年後の国の補助金打ち切り。地方公共団体の厳しい財政状況。自動車への移行。

高齢化を控えるこの国の将来において公共交通は更に重要になっていくのにか、鉄道の将来は非常に厳しくなってきている。

記事にもあるが廃止で思い起こされるのが鍛冶屋線。

最近の三木鉄道。

後者は生活圏と一致していないという致命的な問題があったのでそれほど問題にならなかったが、鍛冶屋線は異なる。

鍛冶屋線の廃止は現在に至っても西脇市に大きな影響を与えているといえよう。

中心市街地から鉄道が消えることは即ち外との繋がりが切れるに等しい。

鍛冶屋線がなくなり、駅という人が集まるところが消えるとともに中心市街地はどんどんと衰退していった。一方で車社会に適応した周辺エリアに店舗や住宅地が集中するドーナツ化が顕著になった。

バスターミナルは旧西脇駅跡に出来たものの、バスと鉄道という公共交通の要が分散したために利便性が損なわれた。

粟生線は当時より深刻かもしれない。マイカーの普及と人口減少、バスへの流出。

地元住民の選択肢として鉄道がオンリーで無い上に、そもそも選択肢にもはいっていない状況になりつつあるのかもしれない。

そのことはこれほどまでに問題になりつつも地元の反応が今ひとつ鈍いことからも伺える。

皮肉にも広島の可部線は廃止区間の一部を電化復活させる動きがいよいよ現実になろうとしている。

今、公共交通としての鉄道を見捨てるのか、それとも将来にわたる公共の財産として残していくのか。

判断が迫られている時が刻一刻近づいている。

鍛冶屋線市原駅のキハ30

鍛冶屋線市原駅跡に保存されてるキハ30の2連。

屋根のないところでの保存で錆が目立ってきたり、窓が一部ずれていたり、だいぶ痛みが目立ってきていました。数年前にもお色直しをしていたものの現役出ない以上は仕方のないことでもありました。

それが今月に入った頃から腐食部分の錆が落とされ修繕されているのが確認されました。窓のはずれも直されている模様。あとは色なのですが、現状はパテかなにかで埋めただけで白く目立っています。塗り直しとなると全体をしなくちゃいけないと思うので費用面からも安くは無いと思われます。一部分だけの塗り直しとなるとムラが気になるのですが・・・。

それよりも、この塗料はどこで調合しているのでしょう。やっぱり実車で使われているのと同じなのだろうか。