第3加古川橋梁完成式

加古川線の第3加古川橋梁完成式

兵庫県北播磨県民局

姫路文学館 鉄道と旅と文学とに行ってきました

姫路文学館で行われています特別展「鉄道と旅と文学と」に行ってきました。

いつも姫路へは車で行くのですが、駐車場がそんなに安くないなどなどのことからひめじ別所駅にあるタイムズに駐車して電車で姫路入り。ひめじ別所のタイムズは24時間最大500円の良心的な料金。もしかして満車?の恐れもと思えば際どいところで残り1台でした。入った途端に満車表示。ちなみに駐車場は道向かいに2カ所ありますが、自分が駐めたことによりいずれも満車になりました。

ひめじ別所駅は日中1時間に上下合わせて4本しか停車しません。それは加古川駅で半数の快速(普通)が折り返してしまうから。そういうこともあり新快速に特急、貨物と通過列車のオンパレード。おまけに背後を新幹線も通過していきます。貨物と言えば併設して姫路貨物ターミナル(姫貨)があるので長大な貨物列車の出入りを見ることも出来ます。あんましホームからは眺めはよくないかも。今回偶然にも上下列車の貨物ターミナルへの入線を見ることが出来ましたが、UPするには余り物画像が悪いので載せません。代わりに上りEF66 106号機とEF66 114号機とスーパーはくとを上げておきます。こちらも写真は撮れてないのでが、山陽新幹線上りをドクターイエローが通過していきました。久々の遭遇なのに急に現れて撮影出来ずです。

ひめじ別所EF66 106号機スーパーはくと5号ひめじ別所EF66 114号機

さて、12:20の普通で姫路へ。

文学館へはバスで行こうと思うのだが、姫路のバスは初めてに近い。おまけに市バスと一緒になったりして路線が多い。どれに乗ればいいのかが分からない。神姫バスの乗り場は山陽姫路 山陽百貨店1階にある。待合所が建物の中似あり、バスは操車場に停まっていて時間になると待合所のから操車場への扉が開いてバスに乗り行くというもの。待合所にはホームドア?が設置してあるのです。このスタイルは名古屋の栄バスターミナルにもあったような気がするが、一般には電車みたく乗り場から乗れるスタイルだと思うところ、ここは整然と停まってるバスに操車場を歩いて乗りに行かなくてはならない。飛行場で言う飛行機のところまで行ってタラップを登って乗るみたいな感じである。

さて、話を戻して案内所で文学館までのバスを訊ねるとループバスと一般のバスがあるよう。40分が一般で45分がループバス。後者は100円均一運賃だというので後者を選択。ループバスは姫路城の周りを回る反時計回りのコースを回るバスで、観光用らしくレトロな茶色を基調としてやや小型の車体となっている。車内はロングシートと1人掛け進行方向を向いたシート。美術館などを経由して最寄りの清水橋に到着。姫路文学館はバスの進行方向に向かって5分弱ほど歩く。周りは城の横とはいえ標識が無いと本当に正しいのか迷ってしまいそうな住宅地になっている。バスは清水橋を出るとすぐに船場側を渡って左折する。この左折する先の道が一方通行なのでバスは反時計回りにしか走っていないのだと思う。ちなみにループバスは平日は姫路駅前を9時台から16時台に毎時00分と30分の2本。土日祝辞湯は9時台~17時台の運行で9時台、15時台、16時台が毎時00分と30分の2本。10時~14時台が15分と45分が加わって4本となる。17時台は00分のみの運行となっています。

姫路文学館に着いて感じたことは、どこが入口なのか一瞬分からなかった。建物のデザインはまるで美術館のように洗練されていて、気持ちのいい感覚を覚えたのですがなにぶん今回の展示の入口は? 案内表示をたどってくねくねしていくと入口が。入口のドアも一瞬戸惑った。ドアっぽくなかったから。たどり着いたところが南館でこちらで入場料を支払う。ICOCAを掲示すると通常500円が2割引になるというので掲示。他にPiTaPaやスルッと関西の磁気カード、山陽電車の1dayチケットでも割引になるようです。詳しくはこちらまで。

南館ではNゲージとHOゲージの模型。入口横にはOゲージもありました。

奥には播但線や姫路駅周辺、山陽電鉄の昔の写真の展示。鉄道雑誌の閲覧が出来るようになっていました旧63系の山陽700形の写真など貴重な写真も見られた。

ちょっと目立たないが地下には絵画も展示されている。

メイン会場は北館。

こちらは入った左手の部屋に別府鉄道や加古川線、山陽鉄道などの写真や資料の展示。右側の部屋には文学作品に登場した鉄道と、その時代の鉄道に関する資料、播但線や加古川線などのビデオ、SLの銘板、ジオラマの展示が行われている。

左側の部屋と南館は内容が似ているので私の頭の中でちょっとごっちゃになっていますが、おおと思ったのが加古川線の凸凹気動車の写真。先頭がキハ3069なんです。これはもしかして鍛冶屋線記念館にある車両では!鍛冶屋線記念館キハ30 69 現役当時の写真を見られたのはちょっとうれしかったです。そういえば、鍛冶屋と市原にあるキハ30は廃止になったときからあの場所似アルのだろうか。少なくとも後者は道路の関係で移動はしているようだけど、鍛冶屋のはホームも1両分がそのままなので当時の場所なんだろう。自分だけあの場所に置いていかれて繋がっていた線路が外されていくのを目前で見ていたとしたらどんな気持ちだったんだろうか。一つの時代が終わった諦めなのかお役ご免の悲しさなのか、はたまたお疲れ様の安らかな眠りなのだろか。

おっと、また話がそれてしまったが右手の部屋にある文学との関わりを見ていると廃線とは結びつきは少なくても、レールが繋がって列車が遠くからやって来る情景や人や物が行き交う姿が人の心に大きな影響を与えたことを強く感じる内容だった。それは車や道路では感じられないものを感じさせる。ノスタルジックというのか。同じ車両や駅という空間で様々な人がその時間や空間を共有するからこそ生まれるものなのだろうか。最近そう感じるようになった。

展示内容については現地を訪ねるお楽しみとして、一部の展示は撮影が特別に許可されていましたのでちょっとだけここに載せてみます。あんまり感度が良くないので全般にボケた感じの写真になっています。鮮明な物は現地でどうぞ。

鉄道と旅と文学 蒸気機関車模型鉄道と旅と文学 蒸気機関車のある風景名鉄7000系 犬山線犬山橋の模型かな今は無き京津線蹴上付近を模型再現

京津線併用軌道三条

↑実際の京阪京津線京都市内併用軌道最後の日の写真

1時頃に入って出たのが3時 3時間ほど中にいたみたいです。お帰りはループバスでも城の中を歩いてというのもお勧め。イチョウやケヤキがそろそろ紅葉してきているので散策にはもってこいだと思います。ループバスを利用の際は遅くなると本数が減るので要注意。では最後に文学館から見た工事中の姫路城です。

文学館から見た姫路城

姫路文学館

加古川線第3加古川橋梁工事状況 9月19日その2

第3加古川橋梁工事状況1の続き

和布第一踏切より第3加古川橋梁

新西脇駅側、和布第一踏切から第三加古川橋梁を望む。

緩い左カーブの現路線に対して新橋梁はまっすぐ進んで橋手前でカーブして新橋梁にアプローチしている。よく見ると新橋梁の入口付近もやや曲線を描いているのがわかる。路盤はPC枕木とレールが組まれているがまだしっかりと固定されておらずバラストも完全に敷かれていない。写真をよく見ると新橋梁の上にはレールは敷かれていない。なお、橋梁進入手前に架線柱用の穴が用意されています。

南側から現新第3加古川橋梁

こちらは橋を南側から見たところ。川の合流部分の橋なので長いです。

架線ビーム固定基盤

新橋梁のトラス部分に架線ビームを固定する基盤が見られます。

北側から見た第3加古川橋梁

北側から見たところ。新橋梁はワーレントラス橋を活かして橋脚は2本です。向こう側に現橋梁の多数の橋脚が見えます。

しかし、山陽本線(神戸線)の加古川橋梁もびっくりな立派な橋です。もしかしたら色が同じかな。

西脇市駅側から見た第3加古川橋梁

西脇市駅側から見た様子。手前のカーブ部分で新橋梁に向かう線路が分岐していくところとなります。今のところは写真の左端より手前は枕木が置かれレールは枕木の片方に寄せられている状態です。こちらから見ても新橋梁上にはレールは敷かれていませんし橋梁へのアプローチ部分には架線柱を立てる穴も見あたりません。

反対から見たときもそうでしたが、よーく見ると新西脇側の橋梁上の軌道がカーブしているのが見てとれます。

現橋梁は西脇市側に渡ったところに大きなカーブがあり、西脇市から橋にかけて大きくSカーブを描いていますが、新橋梁は橋手前部分が北側に移るのでカーブはだいぶ緩和されそうです。もっとも、西脇市駅側は場内信号がありますし、新西脇側もカーブとともにすぐに駅なので速度的にはあまり変りそうでなさそうです。

ここまでが第3加古川橋梁のレポートです。

西脇市駅を出てから約1時間。うろうろしていたので1時間掛かりましたが、途中に大きな坂もないので実際まっすぐ歩いてこればそんなに時間は掛からないでしょう。

ただ、最短の橋となる野村橋が架橋工事中(壊すだけ壊して完成不明)なのでちょっと通り周りしないといけなくなっています。

走れ!Y字路

戻って来てところ、ちょうど加古川行きの103系「走れ!Y字路」が出発するところでした。

このあとカナートに寄ると、屋上駐車場が使えたのでそちらにとめると、ちょうど橋梁が見えるでは!

時刻表を確認すると暫くして先ほど乗った列車が折り返しで戻ってくるのが分かったので暫く待って第3加古川橋梁を渡る125系撮ったのがこれ。

トラスが車両の全面に掛かっちゃってますね。カメラでは確認できなかったのです。やっぱり一眼レフの望遠じゃなきゃこの辺はしんどいです。

加古川線第3加古川橋梁工事状況 9月19日その1

加古川線の第3加古川橋梁の工事状況です。

合わせて西脇市~新西脇の125系動画も掲載しています。

工事は8月いっぱいで大方の工事が終わって現在は軌道周りの工事に移っています。

今回、橋が切り替わる前に乗っておこうと言うことで西脇市→新西脇の1区間を乗車しました。140円なり。

乗車は13時41分発の加古川発の唯一の谷川行き(加古川→西脇市1335S、西脇市→谷川2329S)です。

西脇市駅構内2010年9月19日

西脇市駅構内 駅舎側3番線は加古川行きの125系単行。谷川行きは通常島式ホームの1番線から発車します。左端に少し写っています。

125系125-10

車両は上の写真の125系125-10でした。車内は空気輸送かと思えばそうでもありませんでした。もっとも1日に9往復程度なので実質路線で言えば空気輸送です。

列車は西脇市を出ると大きく進行方向右手にカーブしていきます。カーブの前にまっすぐ進んでいく遊歩道が鍛冶屋線の跡です。廃止前まで市街中心まで行く鍛冶屋線が実質本線でしたのでまっすぐに進んでいるわけで、加古川線がカーブしているのです。大きくカーブして旧175号線の踏切を過ぎると加古川にさしかかります。左手に新橋梁に分かれる路盤工事が行われています。

加古川線西脇市→新西脇の動画2本



第3加古川橋梁は橋脚間隔が狭いガーター橋です。先の台風23号による加古川増水時にこの橋脚が狭いことが流れを妨げ洪水になったとも言われ今回県の事業の一環で架け替えられることになりました。普通に考えれば、1日数本しかないローカル線の橋をそう簡単に架け替えとはいかないのに、ここでは立派な橋に架け替えらようとしているのは実質JRの事業ではないからです。

橋を渡っているときから新西脇駅のアナウンスがかかり渡り終える前にまもなく到着の放送が終わりました。西脇市~新西脇は実際そんなに離れていないことが分かります。それは加古川線全線に言えることで、ローカル線ですが比較的駅間距離は近くなっています。

アナウンスが終わって踏切を1つ過ぎると新西脇駅です。

新西脇駅のホームと谷川行き125系

新西脇駅より第3加古川橋梁方面

ホーム1面の無人駅です。下車は私含めて2人。乗車もおられたようです。

西脇市駅の周りは・・・民家のに庭みたいで特に何もありませんが桜の木が数本ありますので春は綺麗かもしれません。

新西脇駅駅舎

駅舎は写真の通りです。入口の上に木でに黒字で書かれた駅名板が掛かっていますが、板が黒くて近づかないと読めない状態です。駅前に案内板?あり和布扇状地の説明が記されていました。地理好きにはちょっと目に留まる説明板です。説明板にはこの扇状地と加古川流路の変更、市内には他にも扇状地があるなどが記されています。

和布扇状地和布扇状地の説明板 加古川の流路変更にも触れているのが興味深い。

第3加古川橋梁の写真は後に続きます。更新は明日になる予定です。

続き→加古川線第3加古川橋梁工事状況 9月19日その2

加古川線工臨DE10再び西脇市駅に

先日チキを引き連れてやってきたDE10 1152の工臨ですが、今日23日17時ごろ西脇市駅横の踏み切りを通るときに再び来ていました。先日の工臨の帰りのようです。

今回は先日と異なり2番線に入っていました。

加古川線工臨DE10西脇市駅2番線

↑西脇市駅2番に停車中のDE10 1152

DE10西脇市駅の南へ移動

↑2番線から入れ替えの為に西脇市駅南のポイント外へ移動

係員とDE10のライトがついていることから、もしやと思いきや遮断機が降り、踏み切りの列車の通過矢印が出ないまま2番線から一度踏み切りの南側のポイントより南の地点まで移動。一度遮断機を上げて車を通してから、1番線西側のチキが留まっている非電化の側線に入っていきました。

西脇市駅に南はずれに停まるDE10 1152

↑駅の南でスイッチバック入れ替えの為停車中のDE10 1152

西脇市駅非電化側線に入るDE10 1152側線に入るDE10 1152 側線は非電化なのでディーゼル機関車でないと入れません。

普段は1時間の2度または3度(谷川からの列車が来るときにも閉まる為)ほどしか閉まらないため、入れ替え作業中長時間閉まりっぱなしになり交差する道路は大渋滞しました。

なお、19時52分の上り列車が発車するときにもいましたので、それ以降かもしくは明日の出発だと思われます。

加古川線DE10 1152によるレール運び工臨

遠くで機関車独特の汽笛が聞こえたので西脇市駅横まで行ってみるとDE10 1152によるレール運び工臨に出会えました。

時間は16時40分頃でした。

DE10 1152+チキ側線へ

これは第3加古川橋梁用と思われるレール運びで、チキ7077ほか1両の2両で運行された模様。

ちょうど見れたのは加古川方から来た工臨が西脇市駅北方に進みスイッチバックで1番線の外側にある側線に入ってくるところだった。

先月にも工臨は行われたが、そのときのおろされたレールにしては置いてあるレールが少ないような気がするのだが。

いずれにしても加古川線にDE10が入ること自体が稀なため貴重な場面となった。

周辺にはちょうど通りかかった方や鉄道ファンの姿も見られた。

チキはレールが下ろされてから帰ること、チキ切り離し後に2番線入ったことからDE10 1152そのものは一度西脇市または加古川線からは出る模様。前回、夜に厄神で行き違いしたことを考えると本線に戻るのかもしれない。

ポイントをわたってくる工臨DE10+チキ西脇市駅で本線を折り返して側線に入ってくる工臨

DE10 1152釜のDE10 1152です。

チキ7097チキ7097です。

チキ7097の所属「京 安治川口駅常備」 の表示

DE10とチキの切り離し切り離し作業

身軽になったDE10 1152切り離し後北側に向かい折り返して2番線に向かう。

西脇市駅2番線で出発を待つDE10 1152西脇市駅2番線にて単機で出発のときを待つDE10 1152