11月2010

播州織工場跡に残るレールと鍛冶屋線市原駅お色直しキハ30

北播磨は西脇を中心に播州織と呼ばれる織物盛んな地

今は昔の勢いはなくなってしまったがそれでも染色工場や機織の工場があります。

今回はかつて織物をしていたという廃工場に残るトロッコ用の線路です。

場所は西脇市と多可郡多可町中区(旧中町)との境。

表通りから少し入ったところにその工場はあった。

廃工場とはいえ倉庫として使われているようで廃れた感はない。

ちょうど孫さんと遊んだいる年配の男性に声をかけてみると、かつては糊付けを作業そしていて織物をトロッコに乗せて運んでいたとの事。つい数年前まで使われていたようだ。

織物工場のトロッコ用レール

トロッコということでナローゲージかなと思ったがそれにしてはどう見ても広い。1067mmか? メジャーを持ってこなかったのが悔やまれる。曲線はなく直線ばかりで曲線になるはずのところはすべて転車台(ターンテーブル)になっている。動くかと試してみたが動かなかった。聞くと昔は簡単に動いていたようだ。この重さは年月そのものなのだろうか。

トロッコ用レール断面

場所は変わって旧鍛冶屋線市原駅

先日数年前に塗り替えの行われたキハ30の70と72でしたが、日常的な手入れや屋根が無いため錆や塗装のはげが目立っていた。夏の終わりごろから修繕の動きが見られたので、また現役当時と同じ色で塗りなおされるのかと思いきや・・・

市原駅跡キハ30 70と72

地元出身の絵本作家さんのイラストで塗りなおされました。下絵は絵本作家さん、ペイントは有志の方によって行われたようです。加古川線が横尾忠則先生なのでもしやと思っていましたが、これもなかなかのサプライズです。

思い出の旧鍛冶屋線「おとぎの国の列車」に変身

そうも西脇は織物といい絵画といい実のところデザインの街なのかもしれません。

キハ30 72

よく見るとキハ30 72と読める


キハ30 70キハ30 72

ただちょっと残念だったのは車番や製造板まで塗りつぶされてしまったこと。せめてこれらだけ塗りなおしで残してくれれば保存車両としての価値も違っただろうに。ただ幸か不幸か、車内にある車両番号は残っていますので完全にわからなくなることは避けられました。ただ、車内は整備されていないのでだいぶ腐食や汚れが目立ってきています。ドアしたにも穴がいていたり、現役で無い以上はしっかりした整備は望めないので仕方ないといえばそうなのでしょう。

これでまた暫くは美しい姿は保ってくれそうです。

神戸電鉄粟生線 3年後廃止か?

11月27日神戸新聞朝刊1面およびWEB版掲載

神戸電鉄・粟生線 11年度中に存廃判断へ」が掲載された。

以前より厳しい経営状況が続いている神戸電鉄(神鉄)粟生線ですが、ついに国からの補助金の打ち切りがほぼ決定。現状では2012年に全線~一部区間の廃止が濃厚になってきた。

沿線人口の過疎化というよりも並行道路の整備に伴うモータリーぜーションと神姫バスの平行路線に乗客を奪われたことが要因。

実際、小野、三木方面からだと西脇急行線がほぼ毎時1本以上運転される上、明石方面行きも運転されています。恵比寿駅からは住宅街を経由する恵比寿快速線もあります。電車と比較して本数は少ないですが、利用客はそこそこいます。日中に関して言えば電車よりもバスの方が適正輸送規模になっているのではと感じるほどです。

また、加古川線から神戸電鉄に乗り換えて神戸方面への流れは、電化後更に弱くなり加古川で新快速に乗り換えるのが主流になっています。加古川経由のほうが距離的には遠回りにないますが、新快速の速達性と加古川と粟生での乗り換えの利便を考えるとやはり加古川の方が便利といえるでしょう。粟生での接続は決して悪いことは無いものの、粟生線の遅さと何も無い粟生で待つのは結構苦痛になります。特に冬は回りにこれといって何も無いので寒いこと限りない。

粟生駅神戸電鉄3000系

粟生駅神戸電鉄3000系


粟生線の存続については上下分離も検討された模様ですが、そもそも財政難で病院経営も危うい三木市にそんな負担を負えるはずも無く、地元自治体にはそんな余力が無い状況です。近鉄の伊賀線(現 伊賀鉄道)や養老線(養老鉄道)のように第3種鉄道事業者として神戸電鉄、第2種事業者として3セク会社を設立して運用するというのはどうなのだろうか。いずれにしても何らかの補助金がないと運営は出来ないのは間違いないことだろう。

近鉄養老線当時の大垣駅

3セクになって生き残れるか


地元の機運も盛り上がらない。加古川線のときはそこそこ盛り上がったし鍛冶屋線は一大運動となった。粟生線については鉄道と住民のが大きく離れてしまっている気がする。生活の一部に鉄道は入っていないようである。もっとも志染以南いついてはそうともいえないが、少なくとも三木以北はマイカーありきの生活空間になってしまっている。公共交通を維持していくには自治体や国による街の設計そのものをマイカーから公共交通ベースの設計に改める必要がある。その最近の事例としては富山市がある。スプロール化で分散して非効率になった行政サービスを路面電車などの公共交通でいける範囲に集約し都市機能を効率化している。都市の規模は違えどモデルケースにはなりうると思う。

廃線後の三木鉄道三木駅

三木から鉄道が消えてしまうのだろうか


単に鉄道利用促進よりも税制などにより鉄道など公共交通を維持する政策も必要だろう。CO2削減など環境対策、将来の更なる高齢化など総合的に見て鉄道の存続価値を見直して対策を打って必要があるのではないだろうか。

コミックトレジャー17

コミックトレジャー17

キハ181系かにカニはまかぜ最終運転

キハ181系最終営業運転?

晩秋の多可町-公園を彩る紅葉

晩秋の多可町の様子と言いますか中央公園の紅葉です。

ラベンダーパーク多可からの帰り(ラベンダーパーク多可でのことについてはこちら)に多可町中区の中央公園の横を通りかかったときに偶然にも写真を撮っていらっしゃる方を見かけたので、急遽駐車場に駐めて自分も撮りに行ってみました。

赤く色づく椛かカエデか

赤く色づいたモミジ(椛)所々に見える細長いものは種ですね。

黄色く色づくモミジ

こちらは黄色く色づくモミジ

それにしてもモミジかカエデか表記に困る。ん はたまた椛もあるね ちなみにヒョウキを変換すると氷期になるのはチルノか

イチョウ絨毯

地面もこんな感じです。地面がこうだと木の方は



落葉進んだイチョウの木昨晩から強い北風が吹いたのでだいぶ散ってしまいました。今日は神戸海洋気象台からもイチョウ落葉の便りが届いたとか。

もう1本見事に紅葉しているモミジ(カエデ)があったので

見事な紅葉のモミジ黄色に紅に黄緑に なんか贅沢な色づきに感じます。見方に寄れば数本の木のようにも、紅葉の滝のようにも感じました。

モミジの紅葉

最後にアップで紅葉した葉っぱ いい紅していますね。

今日も時雨れて時々雨がぱらつく天気でした。この紅葉もあと2,3日で見納めかな。次の週末はさらに寒くなるとか。千ヶ峰が雪化粧する日もそろそろといったところでしょう。いよいよ北播磨も晩秋から初冬へと歩みを進めます。今年もあと今日を入れて残り39日。

北播磨週末イベント情報

多可町

ラベンダーパーク多可 「収穫&感謝祭」 21日10:00~15:00

ラベンダーパーク多可のブログ ミントとシナモンのブログ イベント情報

西脇市

にしわき産業フェスタ2010・西脇市農業祭 20日 21日

加東市

播磨中央公園 はりちゅうの日 21日

兵庫教育大学 嬉望祭 20日21日

エリアは異なりますが鉄道関係といえば

網干総合車両所の公開