交通

伊賀鉄道と和歌山電鐵に見る地方鉄道の姿勢

先日行って来た伊賀鉄道。GWに載ってきた和歌山電鐵。
それぞれ大手私鉄のローカル線で赤字により廃線の危機に瀕した路線である。南海電鉄貴志川線は岡山電気軌道の支援により和歌山鐵鉄として存続し、今はタマ駅長をはじめとした観光資源と個性あふれる電車、地域観光資源を組み合わせて注目され乗客を増やした。
伊賀鉄道は近鉄伊賀線は上下分離で施設と車輌の保有は近鉄(※現役車は伊賀鉄道保有)が、運転は伊賀鉄道が行う。但し伊賀鉄道そのものも社章を見て想像できる様に近鉄連結子会社でそれに伊賀市も出資している。(wikiより)
伊賀鉄道は近鉄の出資が多いので近鉄色が濃いかといえばそうでもなく、実際乗ってみると地元のローカル線である。特に東急より導入された200系の車内は元が東急とうこともあるが実に地元の鉄道とした感じが伝わってくる。

ふくにんラッピング電車伊賀鉄道200系

いずれの鉄道も全てではなくても車内を少しでも快適に、おもてなしを感じさせる工夫がある。和歌山の場合タマ電車やおもちゃ電車などがそうであるし伊賀鐵道の場合一部シートをクロスにして一部区間では案内放送がかかる。特に印象に残ったのは上野市駅の案内放送しているおばちゃんです。いわばどこの町にでもいる元気なおばちゃんが駅の案内放送と改札を兼業しているのには驚いた。無人駅が多い中、市の代表駅?である駅で親しみやすい人が居ると言うのはとても安心できる。通学途中の高校生に声をかけたりして町、そして人の生活に鉄道が溶け込んでいるのがとても印象的だった。

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播中満開の桜をバックに加古川103

桜と加古川線シリーズ?
播磨中央公園の満開の桜をバックに加古川を目指す103系3550番台
満開の桜の播磨中央公園と加古川線
午前中は加古川標準色の103系と125系の運用でした。ラッピング車は夕方まで運用無しとのこと。

明日は粟生線の未来を考える市民の会の総会が10時よりおの陶芸館アルテで行なわれます。
粟生線に限らず北播磨の公共交通のあり方を考える良い機会だと思います。
鉄道の持つキャパシティと価値 バスが持つ柔軟性と可能性 バスだって停留所の整備や歩行者環境を良くすればもっと魅力的になると思うし鉄道もインフラとしてみればもっと利用出来る価値があると思う。今一度見つめ直すべきだと思います。

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PiTaPa履歴で見る神戸電鉄粟生線への貢献

普段からPiTaPaを持っているのでなるべく鉄道、特に私鉄線を利用するようにしています。神戸市交通局や大阪市交通局ではちょっとした割引があったりしますし、他の加入会社線でも区間指定などをすると割引があったりして知っていると便利なのです。

西脇多可方面から大阪方面へは中国ハイウェイバスが便利なのですが、最近は粟生線の問題やPiTaPaが使えるので多少時間かかっても神鉄粟生線経由で神戸、大阪方面に出るようにしています。大阪、特に難波からは阪神なんば線ができてから便利になりました。ちょっと神戸によっていたいなと思った時に気軽に下車できる便利さがいいです。阪神線経由の場合、仮に三宮で降りてもちょうど運賃の区切りなので割高にならないのがありがたいです。
ということで昨年末から時々利用しているのをPiTaPaの履歴で見てみました。


1月

鉄道利用合計 1,417円 うち神戸電鉄 760円
PiTaPa1月

2月

鉄道利用合計 6,799円 うち神戸電鉄 3,840円
PiTaPa2月

3月

鉄道利用合計 2,780円 うち神戸電鉄 1,840円
PiTaPa3月
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「粟生線の未来を考える市民の会」結成総会

日時:2012年4月15日(日)午前10時~12時

場所:おの陶芸館アルテ(神鉄「粟生駅」併設)

参加費:無料

未会員 入会費1,000円(当日入会も歓迎)

プログラム:

講演 「粟生線電車の未来は日本の未来だよ」岡 將男 氏

NPO法人公共の交通ラクダ(RACDA) 理事長

全国路面電車ネットワーク運営委員長(全国78団体)として交通基本法制定に活動中。

https://www.facebook.com/masao.oka1

参加者全員によるワークショップ

活動方針などの議決

総会終了後三木市内で旧小河家別邸で有志によるお花見交流会を予定

詳しくは 粟生線の未来を考える市民の会HPより「参加する方、申込する方はこちら」まで。

粟生線活性化シンポジウム ラクダ理事長および協議会座長の話を中心に考えること

思いのほか来場者が多くてよかったと関心の高さが伺えてよかったです。

粟生線活性化シンポジウム

では中身はと言うと・・・

全体的にいうとシンポジウムとして一般に公開する形式をとったものとしては非常に中身のある話だったと思います。しいて言うなら時間が足らないですね。

前提条件をつけた理由は、ラクダの岡理事長の話を除いては恐らくこれまでも活性化協議会で話されてきたことじゃないかと思うからです。普段どれだけ活動が知られているか(当方もまだまだですが)によるのだともいますが、このシンポジウムは今回だけの単発ではなくもっと市民を巻き込んで続けていく必要があると思います。今回の内容であればこれまでの活動&成果報告といったところだと思います。もっともその活動成果として運輸実績では23年は乗客は下げ止まり感、施設面ではパークアンドライド駐車場の増設、粟生線各駅から三宮まで500円(500円×4枚)企画切符などの発売があるのだと思います。

つくづく感じたことといえば、商店街や自治会など住民側の活動と電鉄、行政の相互関係がイマイチな感じです。特にいえば神戸電鉄と自治体ですね。今回も「神鉄への補助金額は廃線よる固定資産税の減少額を基準としている」や「特定の財源が国から降りてきているわけではない・・・」「一定の人口の中での神姫バスとの競合」を理由に支援についてこれ以上できないような発言をされていました。分からないわけもないが、土井座長が交通インフラとして道路と一体に考えられないかや岡理事長の公設民営の考えについての答えになっていないように思います。

現状の神鉄側の動きというのは運行会社としてはプロであっても赤字路線の活性化&経営という点においてはもっと学ぶ例があるのではないかと思いますし行政側もお金のことはあるもののそこは積極的に変化を促す努力が必要ではないだろうか。住民側や有志が何とかしたくても現状の神鉄ではどうも景気の良かった時の経営体制というか保守的な感触がします。隣の北条鉄道や各地の活性化ローカル線のように地元の活動を柔軟に受け入れたり支援するようにしていった方がようのではと思います。行政についても頑なに上下分離を拒否するのではなく、老朽化した駅舎を買い取るなどして地域の拠点として公民館や道の駅みたいな施設や市の出張所や図書館などを併設してもいいんではないだろうか。シンポジウムでも出ていたがイオンの隣に何故駅が無い?ですよ。満杯になることの無い駐車場の有効利用、神姫バスとの接続改善、買い物利用の向上といいことずくめだと思うのですよ。

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日曜日はいよいよ粟生線活性化シンポジウムの日

19日日曜日に三木市文化会館で行われる「粟生線活性化シンポジウム」に先立ち「粟生線の未来を考える市民の会」も会場前でチラシ配布などを行う予定です。

私も参加する予定です。

活性化といえば北播磨の鉄道関係を活性化するプロジェクトが動き出しそうな話が来ています。

まだいえませんがいい方向に動けばいいですね。

広野ゴルフ場前 神鉄1110形先日仕事で神戸に行きましたが、広野ゴルフ場前駅の駐車場に車をおいて粟生線で行きました。

広野ゴルフ場前駅といえば行き違いはあるものの隣の緑ヶ丘と比較的近く小さな駅でゴルフ場がある以外は特にこれと言ったものもありません。もともとは文字通りゴルフ場のために作った駅だったらしいのですが今では本来の利用者はいるのかどうか気になります。

駐車場看板駐車場は1日最大500円。構内にある発券機で発行される割引券を使えば100円割引になります。こういった駐車場が増えれば鉄道と車ももっといい関係になるのではと思います。

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