地域

播州織工場跡に残るレールと鍛冶屋線市原駅お色直しキハ30

北播磨は西脇を中心に播州織と呼ばれる織物盛んな地

今は昔の勢いはなくなってしまったがそれでも染色工場や機織の工場があります。

今回はかつて織物をしていたという廃工場に残るトロッコ用の線路です。

場所は西脇市と多可郡多可町中区(旧中町)との境。

表通りから少し入ったところにその工場はあった。

廃工場とはいえ倉庫として使われているようで廃れた感はない。

ちょうど孫さんと遊んだいる年配の男性に声をかけてみると、かつては糊付けを作業そしていて織物をトロッコに乗せて運んでいたとの事。つい数年前まで使われていたようだ。

織物工場のトロッコ用レール

トロッコということでナローゲージかなと思ったがそれにしてはどう見ても広い。1067mmか? メジャーを持ってこなかったのが悔やまれる。曲線はなく直線ばかりで曲線になるはずのところはすべて転車台(ターンテーブル)になっている。動くかと試してみたが動かなかった。聞くと昔は簡単に動いていたようだ。この重さは年月そのものなのだろうか。

トロッコ用レール断面

場所は変わって旧鍛冶屋線市原駅

先日数年前に塗り替えの行われたキハ30の70と72でしたが、日常的な手入れや屋根が無いため錆や塗装のはげが目立っていた。夏の終わりごろから修繕の動きが見られたので、また現役当時と同じ色で塗りなおされるのかと思いきや・・・

市原駅跡キハ30 70と72

地元出身の絵本作家さんのイラストで塗りなおされました。下絵は絵本作家さん、ペイントは有志の方によって行われたようです。加古川線が横尾忠則先生なのでもしやと思っていましたが、これもなかなかのサプライズです。

思い出の旧鍛冶屋線「おとぎの国の列車」に変身

そうも西脇は織物といい絵画といい実のところデザインの街なのかもしれません。

キハ30 72

よく見るとキハ30 72と読める


キハ30 70キハ30 72

ただちょっと残念だったのは車番や製造板まで塗りつぶされてしまったこと。せめてこれらだけ塗りなおしで残してくれれば保存車両としての価値も違っただろうに。ただ幸か不幸か、車内にある車両番号は残っていますので完全にわからなくなることは避けられました。ただ、車内は整備されていないのでだいぶ腐食や汚れが目立ってきています。ドアしたにも穴がいていたり、現役で無い以上はしっかりした整備は望めないので仕方ないといえばそうなのでしょう。

これでまた暫くは美しい姿は保ってくれそうです。

晩秋の多可町-公園を彩る紅葉

晩秋の多可町の様子と言いますか中央公園の紅葉です。

ラベンダーパーク多可からの帰り(ラベンダーパーク多可でのことについてはこちら)に多可町中区の中央公園の横を通りかかったときに偶然にも写真を撮っていらっしゃる方を見かけたので、急遽駐車場に駐めて自分も撮りに行ってみました。

赤く色づく椛かカエデか

赤く色づいたモミジ(椛)所々に見える細長いものは種ですね。

黄色く色づくモミジ

こちらは黄色く色づくモミジ

それにしてもモミジかカエデか表記に困る。ん はたまた椛もあるね ちなみにヒョウキを変換すると氷期になるのはチルノか

イチョウ絨毯

地面もこんな感じです。地面がこうだと木の方は



落葉進んだイチョウの木昨晩から強い北風が吹いたのでだいぶ散ってしまいました。今日は神戸海洋気象台からもイチョウ落葉の便りが届いたとか。

もう1本見事に紅葉しているモミジ(カエデ)があったので

見事な紅葉のモミジ黄色に紅に黄緑に なんか贅沢な色づきに感じます。見方に寄れば数本の木のようにも、紅葉の滝のようにも感じました。

モミジの紅葉

最後にアップで紅葉した葉っぱ いい紅していますね。

今日も時雨れて時々雨がぱらつく天気でした。この紅葉もあと2,3日で見納めかな。次の週末はさらに寒くなるとか。千ヶ峰が雪化粧する日もそろそろといったところでしょう。いよいよ北播磨も晩秋から初冬へと歩みを進めます。今年もあと今日を入れて残り39日。

北播磨週末イベント情報

多可町

ラベンダーパーク多可 「収穫&感謝祭」 21日10:00~15:00

ラベンダーパーク多可のブログ ミントとシナモンのブログ イベント情報

西脇市

にしわき産業フェスタ2010・西脇市農業祭 20日 21日

加東市

播磨中央公園 はりちゅうの日 21日

兵庫教育大学 嬉望祭 20日21日

エリアは異なりますが鉄道関係といえば

網干総合車両所の公開

先染播州織染色を活かした新商品

先染めの播州織の特色を活かすとこんなこともできます。

播磨染工さんのアイディアグッズです。

播州織新商品

糸を先に染めているので糸の織り具合や組み合わせで細かな表現が出来るのです。

一期一会はこの品を見て播州織り知って頂いたり、こんなことも出来るんだという発見を通して新たな出会いや結びつきが出来ればと言う願いを込めて選ばれています。

播州織グッズ

こちらはお経を播州織で表現

使う色を変えるとだいぶイメージが変ります。

なお、11月7日に第5回多可町ふるさと物産展が多可町中区のベルディーホールとその周辺で行われます。

同時にベルディホール内で多可町物産展として多可町の企業による製品や物産の展示・販売が行われます。

もちろん地元産業の播州織の企業も出展しますのでもしかしたら写真のような製品や新しいグッズに出逢えるかもしれません。

なお、産業展の会場にはお世話になっている北播磨ラベンダーパーク多可様も出展されていますのでよろしくお願いします。

関連リンク

兵庫県多可町産業振興課 第5回ふるさと産業展(産業振興課)

ラベンダーパーク多可

ラベンダーパーク多可ブログ「ミント&シナモン」

週末の多可町

イベント情報

4日

ラベンダーフェスタ2010 ラベンダーパーク多可 10:00~15:00

田母神俊雄氏講演 『日本の真の再生』 ベルディーホール 13:00~15:00

鉄道関係

加古川線等沿線携帯フォトラリーなるものを8月31日まで行っているみたいです。なんでも商品が魅力的。でも気になることが1つ。4等 ICOCAカード2千円分5名様ってあるけど、加古川線ではICOCA使えないんですけど。神鉄かイオングループ、ローソンで使えってことなのかな。

詳しくは ハートにぐっと北播磨のイベント情報「加古川線等沿線携帯フォトラリー

加古川線等利用促進・沿線地域活性化協議会

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上はラベンダーパーク多可の地図

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上はベルディーホールの地図

加西の山の棲む鹿

散髪と携帯を会社に取りに行った帰り、前に八千代に行ったときに八千代から加西に抜ける道が標識にあってちょっと気になったので行ってみました。

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県道34号線から南へ分かれる道です。加西って標識にある以上は加西につながっているはずですが、どう見ても峠というか山に向かっています。で、好奇心で行くとどんどん山の中へ。途中芝刈りをしている方とすれ違い1台にあっただけ。進んでいくと地元では「坂」と呼ばれているらしい地区(地図には遠坂」とあるが)に差し掛かり峠を越える。超えるとヘアピンカーブを繰り返し下っていく。しばらくすると下に人家が見えてきた。程なく右手から道が合流してくる。そこに以前道を訊かれた事のある「久学寺」は左2kmと標識があった。ちょっと気になったので行ってみた。2kmというのは結構遠くてだいぶ進んで道も細く舗装状態も次第に悪くなっていく。溜池の築堤を進んでさらに行くと・・・

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前方に鹿がいました。

もちろん野生の

この近くのお客からはいると聞いてはいましたが生では初めてです。奈良公園や宮島では見ましたし、轢かれているのはこれまでもありますが野生で生きているのは初めてでした。

ひとまず突き当たりのお寺の駐車場まで行って引き返す。

加西の鹿

戻っていくと、途中にある使われていない?桃畑の向こうに親子?と思しき鹿2頭がいました。こちらをじーっと 見ています。少し行き過ぎたところで車を降りて観察してみました。こんなときに限ってカメラもないし筆記用具もない。携帯は電池切れだし。そんなわけで記憶とどっかの写真を元に描いて見ました。警戒しているのでしょうか、耳を真横にしてこちらに向けていました。お互いじーっと見ていると向こうも疲れたのか警戒してか山に帰っていきました。

元来、鹿は山に住んでいるのでこういった山間地に出てくること事態は向こうの山の端ということで自分たちの領域だと思ってもおかしくないことでしょう。ただ、人と野生動物がこれほどまでに近接して棲んでいるといろいろと問題がおきます。現に周辺は動物よけのネットだらけです。昔から猪垣などを作ってきた歴史もあるので今に始まったことではないのでしょう。ただ、近年は地域の高齢化とともに狩猟が減ったこともあって鹿が増大してしまって食べ物を求めて人里に下りてくる数が増えて農作物の被害が増えています。見かけは可愛いかもしれませんが、地元では生活を脅かす存在となっているのです。

イルカや鯨がかわいそうとか、どうしてみ見かけや演出に気を取られがちですが、その向こうにある真実や課題を理解しないとただ踊らされるになり地元の人にも生き物にもよくない結果になるかもしれない。しっかりとそのあたりを見据えて理解することが求められているように思う。