長かった
自分の前の仕事はこの業界でした。
当時は商品価格は上がり世界的には注目される市場である一方、日本だけは過去の悪評とそのツケともいえる規制に急速に市場は萎んでいった。なんとも不思議な状態だった。
その未来が見えない中での希望といえたのがコメの先物上場だった。
コメは堂島米会所に始る世界に誇る(商品)先物取引の発祥なわけですが、先の大戦で廃止になったあとそのまんまだったわけです。
先物というとあまり良いイメージでないとか悪い事ばかり言われていますが、価格形成が見えるという点でいえばとてもクリアだと思います。
現状のコメ価格についてはJAが大きく関わっています。一般の消費者にとってその価格の裏付けはまったく知るよしはありません。先物価格は広く一般に公開されます。よく言われる価格変動が大きくなると言われますが、これには制限もありますし、そもそも店頭価格にそこまでタイムリーな反映がされるわけではありません。農家からすれば豊作不作のときのヘッジとして使えます。もちろん保証はありませんから自己判断が求められるようになります。
JAは今回のコメの商品先物市場上場については反対ですし供給する気もないようです。主食である米を投資(厳密には投機)の対象にするのはおかしいという立場らしいのですが、これは非常に奇妙ですね。なにせJA自身もJAバンクなどの金融機関としての役割を持っているからです。直接コメを対象にしなくとも今となっては一大金融機関となっている立場である以上はどうかと思います。
農家の保護も理由にしていますが、果たして保護しているのかというのも疑問が残ります。していないとは言えなくとも、発展に結びついているかといえば甚だ疑問です。これまでのやり方から変えることも必要では無いかと思います。
これから2年間は試験上場でこの期間の状況いかんで継続か廃止が決まります。
必要があって世界に先駆けて日本で生まれた取引方法だけに正しく見直されるときがやってきてもいいとは思います。
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2011年8月9日 00:23|
カテゴリー:時事|
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先日西脇市駅1番線の谷川方面行きに103系が停まっていたのでもしかしたら103系が入線しているのではと思い黒田庄駅まで行ってきました。
確認した列車は西脇市駅13時41分発谷川行き2329S列車。
この列車は1日1本の加古川からの直通列車1335S。もっとも西脇市駅で12分停車と列車番号も変わります。
普段は125系2連で運転されている西脇市駅以北なだけあって、103系での運転は少なく以前あった橋の架け替えにともなう臨時運用程度でした。おそらく今回は4本ある125系のうち2両または1両が検査に入ったものと思われます。春以降2両での運転となっているため1両が検査入場すると営業運転に使用できなくなるため103系で代走しているものと思われます。ちなみに加古川線では日中、西脇市~加古川運用で103系と125系がそれぞれ1本(粟生行き違い)厄神~加古川に103系1本が入っているようです。
今思えば西脇市駅以北に103系が来ると予想しても必ずしもこの列車がそうなるとは限らないのですね。
というのは加古川の発車時間からすると西脇市以北に別の列車がいることになるのです。仮にそちらに103系が入っていると加古川発は103系では無い可能性が出てきます。
その可能性もありつつ待っていると・・・

遠くから103系の走行音が聞こえてきました。あたりのようでホッとしました。
踏切の音がして遠くからエメラルドグリーンの103系3550番台がやってきました。

黒田庄駅でお見送り。乗りたいけれど山の向こうの真西からやってきた自分は今乗るわけにいかない。
この車両形式を見ると103系3551つまりは元ラッピングトレイン「見る見る速い」だった車両です。
こちらは線路の様子

本数の少なく所々に25㎞制限のある西脇市以北の路盤はこんな感じ。ローカル線らしくバラストよりも緑が目立っています。もちろん木の枕木

駅構内の線路はまだ綺麗かな。黒田庄駅には珍しく乗越分岐機に保線用側線があります。ホームの向かいには昔の行き違いホームがレールも残った状態でありますが、標識が立てられレールも分断されています。
黒田庄駅でのこの列車の乗降は乗車1名下車3名(子ども1人含む)。本数は少なくても地元にとっては貴重な鉄道です。
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2011年8月7日 21:54|
カテゴリー:鉄道|
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