このままの北条鉄道なら応援できないかも

加西市市長選で中川氏が敗れ西村氏が市長就任後初めての株主総会で取締役の選任が行れた。

結果前市長時代に公募で選ばれた2人は何故か解任

神戸新聞の記事にもあるが前市長の息がかかった者を切った模様。

現在の副社長は鉄道が好きでなんとか立て直そうと公募で選ばれた方。就任されてから北条鉄道は随分変わったとも思う。経営努力やアイディアも積極的に取り入れていたしその姿勢には感心した。

ただ一方で前市長の中川氏は小野市との間でもめて、小野市が北条鉄道の経営から遠のく原因ともなった。西村市長のもとでは元の状態に戻り経営に参加する模様。

 北条鉄道を巡る市と市、県の関係が良くなったとして確かに経営として安定性を増すのかもしれない。しかし、今回の姿勢は「外部から民間人を入れて改革をする気はありませんよ」という如何にもお役所的姿勢を強く印象させる。鉄道という公共性のあるものであっても企業である以上は民間の企業精神を取り入れるべきであり、これまでそうして活性化してきた実績もあるのに民間人を排除したことは大きな後退と受け取られても仕方がないだろう。

 また、ひとつ感じたのがそうでないと思いたいが、地域の閉鎖性。

上は組織としての閉鎖性であったが、東播磨、加西市の住人ではない人間を入れたくなかったのもあったのではないかということ。それは地元民間人にも取締役で参画して欲しいといっていることから読み取れる。地元を優先したいことは分るが公募で得たんだ時に選ばれる人材がいなかったからこうなったのではと言いたい。もし企業経営に地域の閉鎖性をいれるとすれば新市長からすれば改革する気はそれほど優先事項ではないのかもしれない。

いずれにせよ今の姿勢の姿勢で改革が遠のくのであれば鉄道に罪はないが北条鉄道を応援する気にはなれない。

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