加古川線加古川橋梁工事1
加古川線西脇市~新西脇にある加古川橋梁架け替え工事の状況 西脇市側から新橋梁のトラス工事が始まっています。
橋脚を立ててから上部構造物の架橋工事を始めるものだと思っていましたが、今回は橋脚の工事とトラスの工事は平行して行われています。橋脚部分は西脇市側の1本はほぼ完成した状態ですが、新西脇側はこれからコンクリートを流し込んだりの工事の真っ最中です。トラス橋ということで上部はどこかで組あがったものを設置するのかと思えば、写真に見えますように現場で組み上げています。橋脚の工事が行われていることと上部構造物を現場で組み上げているので新橋梁のできている部分は仮の橋脚を立てて支えています。
ローカル線に何故トラス橋かと思えば、原因は水害なのです。 というのも、現在の加古川橋梁の橋脚は12本。写真からもわかるように橋脚間が狭く川の流水を妨げ兼ねないという状態なのです。実際先の水害の際は流れてきたものが引っかかるなどして流れが妨げられて溢れて周辺が洪水になりました。今回の工事によって橋脚を12本から2本に減らすことによって流れをよくするのですが、なにぶん加古川と杉原川の合流地点で川幅が広いので強度が保ちつつ橋脚数を減らすことのできるワーレントラス橋が採用になったようです。
普通に考えてこんなローカル線に立派な鉄橋をJRが直でつくる筈もなく、券の水害対策事業の一環で行われています。
地元でこれほどの鉄道工事が行われるのはそうはないということで今後も追跡していきます。
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