ホームドアに思うこと
最近でこそあまり乗る機会のないポートライナーに乗ってたこともあって、ホームドアというもに特段特別新しさを感じることはないのだけど最近話題になっているので語ってみようと思う。
視覚障害者にとってはプラットホームは大変危険を感じるそうだ。確かにそうだろうと思う。例えば新快速は西明石以西の区間で最高速度130km/hで駅を通過していくこともある。なかなかのスリルであり少し間違えば大事故になることも考えられる。視覚障害者にとっては、進入してくる列車を通過案内放送か警笛くらいでしか知る方法はない。ホームの淵については点字ブロックで知るしかない。容易に恐ろしいことだ想像がつく。
実のところ言うと個人的な意見で言えばホームドアには反対したいところだ。 決して視覚障害者のことを考えていないわけではない。なので全く必要ないと言うつもりもない。
では何故反対をしているかというと、「最近の設置理由は理由になっていないから」である。 携帯を触っていて接触、イヤホンをしていて気づかない、飲酒、自殺 最近多いのは特に携帯電話や携帯音楽プレイヤーをイヤホンで聞いていた、自殺かな。これらはそもそも鉄道の側に問題があるのではなく使っている人と社会に問題がある。前者2つで言えば、そもそも本人が注意を怠っているのが原因であり注意していれば済むことである。後者はそもそも自殺が頻繁に起こる社会構造の問題であって、其処を解決しない限り根本的な問題は解決したとはいえない。 安易なホームドアの設置は安全をさらに機械と言う外部にゆだねることによりそもそも人間が持っている危険性の把握する能力を鈍らせてしまうのではないかと思う。それは生物としての人間の劣化とも言えるのじゃないか思う。 視覚障害者に対しては明らかに危険な駅については柵を設けたり待機できる場所や音声案内などを設置することで対応していけば良いのでないかと思う。 事業者からみれば、利用者は特に増えない上コスト増になるわけで、中小私鉄からすれば大きな負担になる。また路線によっては物理的に困難な場合も多い。一律に定めるには無理があると見られる。
総合的に見えて交通弱者にとって必要な設備であり、事業者としても無理のない範囲で出来る内容を基準にして取り組むべきではないかと考えています。
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