協議会事業費半減 上下分離?どうする神鉄粟生線

3月24日付け神戸新聞22面三木神戸 21面ひょうご より

存廃の判断が下されるかもしれない11年度 事前の発表どおり兵庫県の粟生線活性化協議会負担金は見送られる模様

その影響で協議会の総事業費も半分になる模様。事業費が半減したことで事業内容も大きく絞られる見込み。

肝心な年に予算を計上しない県の姿勢に落胆です。

明石フェリーのときもそうですが、道路 特に高速道路に偏った交通政策を採っている気がしてなりません。一方で予算化を見送った背景も文面や現状をみると予想がつきます。

  • 地域住民に鉄道を存続させる機運が見られない
  • 並行するバス路線が充実している
  • 道路が整備されている
  • 軌道がカーブが多く高速化には大きな投資が必要
  • 沿線自治体の財政状況が厳しい
  • 長期的に見て大きく輸送量が増える見込みが無い

個人的な見解としてだがおおよそこんなところだろう。あと、記事にあるように鉄道は線路敷や駅など大きな施設を伴うため、固定資産税などの税負担が大きい。それらを自治体が保有することで鉄道事業者の負担を減らす上下分離が避けて通れないだろう。そこで問題となるのが土地や施設を買い取った場合の費用だ。記事にあるように多額の費用を自治体が負担できるのかという問題にぶち当たる。現在、財政事情が芳しくない三木市はもとより小野市が加わったところで非常に重い負担となると思われる。多額の費用をかけてまでして存続させるのかが焦点になろう。もちろんそれには地域住民、市民の賛同が得られなければならない。結果的に沿線住民の粟生線活性化への取り組みや意識向上がカギになるのだろう。

幾ら行政サイドや鉄道会社、鉄道ファンが存続を求めても、沿線や地域住民が望まなければ残すことは出来ない。

残された時間はそう長くない

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