保守料金ってなんだろう

ソフト会社の収益源はソフトの開発・制作して販売することによることが多いが、全てをそれによることは実際不可能に近い。では何故か?

ソフト会社にも様々ある。マイクロソフトから個人でしているものまで規模も業態も様々だが、収益の得る方法としては大きく2つに分けられる。

・ 開発販売を主にするタイプ

・ 保守料金または使用料をメインにするタイプ

前者のタイプとしてはマイクロソフトがあげられると思う。

ウィンドウズやオフィスの新バージョンを開発販売することによる収益が表向きにメインとなっている。

後者のタイプは、トレンドマイクロなどセキュリティソフト会社やウェブシステムサービスを提供する会社があげられる。

では、経営という観点から見ればどちらが安定しているか。

もちろん後者である。

前者は1回の収入は大きいかも知れない。開発に集中できると言う点もある一方、収益に不安定が発生し安いといえる。

後者は、保守サービスとして保守料金が入るため定期的または継続的に収益が入るので安定した経営ができる。一方サポート体制などを整える必要から単独での小規模の運営には限界があるといえる。

殆どのソフト会社では、ソフトの制作販売による収入のほかに保守料金収入があるはずです。

では何故あるか?ここまで言えば説明する必要もないと思いますがつまり経営の安定化です。ソフトは作って納品して制作費を頂いておしまいではありません。納品が完了した後にも快適に使って頂くための環境維持、システムトラブルやハードトラブルによる入れ替え、使用環境の変化によるソフトの仕様変更やバージョンアップ、データの保持など様々なサービスを提供する必要があるのです。勿論これらに対応するにはソフト会社にも人件費やシステム環境の維持費用、開発費用、電気代などさまざまなコストかかるわけです。

保守費用というのは利用者によりよいサービス(ここで言う使用環境)を維持するための費用なのです。勿論それらは会社にとって+αを頂かないことには自転車操業のなってしまいます。

このご時世、経費削減ということで様々部門に圧力がかかっていると思います。ではその削減対象は本当に減らしていいものかが重要になってきます。本当に無駄なのであれば減らすべきでしょう。しかし、今の支出を抑える為にしたことで後々多大な支出になっていまったり、現場環境の悪化によりむしろ効率が落ちてしまうなんてことになっては本末転倒です。ソフトの保守料金というのはこの削ってはいけない支出です。普段はなんとも無いから頼まなくてもいいだろうと考えられがちですが、では「貴方は保険には入っていないのですか?」と問いたい。

保守サービスは、ソフト会社にとっては経営の安定化につながる。

利用会社にとっては、良好な環境を保て自社で専門のスタッフを雇わずに済むため人件費を抑えることが出来る。そして、万が一の時にも対応できる。

一見単に支出ととられがちな保守サービス(保守料金)ですが、制作側と利用者側いずれにもメリットがあり輪になっているからこそ互いの環境も保てるという非常に重要なシステムになっているのです。

ですので、経費削減や保守サービスに入られていない方は今一度サービスに入られることをお奨めいたします。