それは統一ではなく征服
先日台湾総統選挙と立法院の選挙が行われ、総統は民進党の頼氏が当選しました。これに対して中国共産党の習近平国家主席は反発し「台湾統一は必然」と強調しました。
私は思うんですね。習近平国家主席のがやろうとしているのは「統一」ではなく「征服」だと。一つの国の中で群雄割拠し天下統一を成し遂げようとする時代はともかく、朝鮮半島やかつての東西ドイツのように、国民が統一を願っている。将来は同じ民族として統一したいと思っているならいざ知らず。今の中国共産党、習近平氏が行っていることは脅しであり、力による中国共産党による支配にほかならず、それは対等でも民族の総意でもなく単に支配、つまり征服に他ならないと思います。では21世紀の今日にそんな歴史時代のような征服が認められるかというとあってはならないだろうし認められるべきではないと思います。もちろん台湾と大陸が同じ中華圏としてアジアの仲間として交流しお互いを認め合い共存していきたいと思い望むのは自然であり何ら問題ないともいます。むしろそうあるべきだと思います。しかしながら、統一を掲げつつ力で支配するのは全く異なることです。残念ながら中国共産党の一党支配という思想では、そうした考えは共存や互いを認め合うという考えには至らないようです。だから台湾は大陸と距離をとり対抗しようとするのだと思います。
ふーっと今回の選挙で思いついたことを綴ってみました。今の時代に征服ってどうかしてるよ。