現代における発見とマネジメント
最近あまりに多い高齢者の身元所在地不明。
これはある一種の発見だと思う。
発見と言うには大きく分けると2つある。
誰も知らない これまでも知られていない全くオリジナルなものを見いだした場合
例えば、新種のウィルスや治療方法、法則とかですね。
も一つのタイプが、過去に知っていたが忘れ去られた物。行方不明野物が見つかった場合などの再発見と言われるタイプです。
今回問題なのは2つめタイプの再発見と言われるタイプ。
極論を言えば、あるのだけど誰もが忘れたか何処かに紛失していまったというのは管理が出来ていなかったってことなんですよね。時代時代によって価値は変るし、管理方法も昔だと徹底していない場合が多いのだから仕方のない一面もあります。そうしたことによって謎が生まれることにより歴史はミステリーとして面白さを増してくれますし、研究にもなります。
しかし、現在進行形でそれと同じことをしてもらっては困るわけですよ。
単なる管理を怠っていただけで何のメリットも生まず損失になっていまいます。
ましてや行政でそれをしてしまうと誰が国の管理をするの?ってことになりかねません。
情報は膨大です。現代社会においてこれまでの歴史と比較しても比較にならないほど膨大な情報が溢れかえっています。その中で役割をもち情報を預かっている者が情報を管理出来なくなれば、いくら性能のいいコンピューターや膨大な容量のデータベースをもっていても、現在進行形の歴史ミステリーボックスにしかならない訳です。
情報を管理し、識って使えて役立ってこそ本来の意味を成す。
今回の高齢者所在安否不明事件は組織におけるマネジメント、管理マネジメント、情報マネジメントというものを改めて認識させられた気がする。